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VACサイゴンスタッフコラム

2020/12/15 VACサイゴンスタッフコラム

トレッキングタナン-ファンドゥン: 若いうちにもっと挑戦しましょう

筆者:Nhieu Quynh Kim Hao

ラムドンからビントゥアンまでの松林、芝生の丘、熱帯林、散歩道などでトレッキングの体験旅に参加を決定した時、まだ何を体験するのかわかりませんでした。
トレッキング経験がない私にとって、インターネットでの写真だけが情報源で、タナンがただ日当たりの良い牧草地の風景でしかありませんでした。町での気詰まりで窮屈な日々から早く抜け出したかったので、すぐに“一度行ってみよう”と決めました。
この1泊2日のツアーはベトナムビントゥアン州のソンマオ自然保護区の草の丘や森林を通るタナンファンダントレッキングルートです。出発前は保護規則などを説明され、ツアー中は食料と水が提供され、キャンプ場ではテントと寝袋も提供されました。
初めて来た時、この素晴らしい物語に出てくるようなタナン-ファンドゥンにうっとりしました。目に映るのは青い空の下で丘を覆っている緑の芝生です。

グループのツアーに参加している15人とガイド2人やポーター2人が出発するかしないかのうちに、空が曇って、雨が降ってきました。雨のおかげで、残暑はだんだんと落ち着き、周囲は涼しい空気に覆われて、緑が青々しくなってきましたが、通路も滑りやすくなって、滝の水の量も多くなってきました。
60度の勾配で600〜800mの平均高さの5つの丘を征服しなければなりません。
ガイドが時々足を止めながら、タナン-ファンドゥンの成り立ちやの動植物のことなど、色んなことを話し、詳しく案内してくれました。

傾斜が大きな丘を歩いてから、疲れ果てましたが、突然目の前がパッと開けて、地平線まで続く広大な草の海が現れたので、心がゆるんで、自然と笑みがこぼれました。

午後4時くらいに、雨がどんどん大きくなって、風も強く吹いて来たので、ガイドは丘の上にあるレンジャーステーションに泊まってテントを張ることを決定しました。
ノスタルジックな雰囲気で火の周りに十九人が一緒に座って、夜空に驚嘆しながら、温かい緑豆茶を飲んで、自分の人生、若者、夢について話しました。
翌日早朝、丸く光る水滴が水晶玉のように葉の上で置かれて、優しい日差しが照って、清々しい空気をもたらしました。夜明けを楽しんでから、みんなは荷物を集めて丘を下りました。

ガイドは、古い森で経験した物語、死に直面した瞬間について語りました。現代の便利なものが要らず彼は自分の時間のほとんどを、森の中を冒険することに使っています。
旅の終わりに「森グラブ」というバイクタクシーで1時間くらい森から出ました。旅を始める時の楽しみな気持ちと違い、森から出た後は、いつまでもそこにいたい気持ちでした。

この旅の途中、何度も諦めたい気持ちになりましたが、諦められない旅なので、前に進むしかありませんでした。周到に荷物を準備することはもちろん、それとは別として、精神と意志の強さは最も重要です。
勇気を出して一度行ってみてください。この旅は一度体験するに値します。美しい自然の風景を鑑賞し、新鮮な空気を楽しみ、自分のチャレンジ精神をアピールするためにぜひ行きましょう!