筆者:Trần Thị Bình Minh
サデック花村に属しているサデック花村は、メコン川支流のティエン川沿いに位置して、100年以上の歴史を誇るベトナム有数の有名な花卉栽培の生産地である。現在、花村の栽培面積は数百ヘクタールに及び、毎年数百万鉢もの花や観賞植物を生産し、国内市場のみならず海外へも出荷している。園内では、キク、マリーゴールド、バラ、ペチュニア、ブーゲンビリアなど数千種類にも及ふ多種多様な花卉や盆栽、貴重な観賞植物が栽培されている。
サデック花村の最大の特徴は、水路の上に設けられた高床式の栽培棚で花を育てる独特の栽培方法にある。その独特な光景は、南部メコンデルタならではの風景になる。
特に旧正月(テト)を迎える年末には、村全体が色とりどりの花で埋め尽くされる。その華やかな景観を一目見ようと、多くの観光客が訪れ、写真撮影や伝統花卉栽培の見学を楽しんでいる。
サデック花村は経済的な価値を持つだけでなく、ドンタップ省を代表する文化・観光スポットとしても重要な役割を果たしている。穏やかな土地柄と豊かな文化、そして勤勉で創意工夫に富んだ人々の姿を伝える場所として、多くの人々に親しまれている。
夢幻的な景観と花の香りに包まれたサデック花村は、メコンデルタの「花の都」とも称され、ドンタップ省の人々の誇りとなっている。