筆者:Kieu Linh
カイモン花村―チョーラックは、ベンチェ省(ヴィンロン省に隣接)チョーラック郡ヴィンタン村に位置する。肥沃な大地とティエン川がもたらす豊かな沖積土に恵まれたこの土地は、ベンチェを代表する観光スポットとして知られている。そうした自然条件により、花卉・観葉植物の栽培の名産地として発展してきた。
総面積およそ40ヘクタールに及ぶ花の村では、ブーゲンビリア、キク、カーネーション、ダリアなど多様な花々が栽培されている。特に注目すべきは、地元の職人たちによる造形盆栽である。「四霊」や十二支といった、ベトナム文化を色濃く象徴するモチーフが巧みに表現されている。

また、この地域の人々は花卉栽培に加えて、果樹の栽培も営んでいる。テトの約三ヶ月前になると、村全体がテトの装飾需要に応えるため、花づくりに集中する。花は種類ごとに区域分けされ、効率的に管理されている。
カイモンの花卉は省内市場にとどまらず、ハノイをはじめとする国内各地へと出荷され、ベトナム全土に春の彩りを届けている。