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2025/11/07 VACサイゴンスタッフコラム

台風カルマエギが南シナ海に進入 ホーチミン市および南部地域への影響について

筆者:Nhieu Quynh Kim Hao



ホーチミン市および南部地域では今後2~3日間、夕方を中心に雨が続く見込みであり、大雨と高潮が重なることで一部地域では局地的な浸水が発生する恐れがある。
11月5日朝、VTCニュース電子版の取材に対し、南部・西原(タイグエン)気象水文局予報部長のレ・ディン・クエット氏は、台風カルマエギが南シナ海中部東側の海域に進入し、2025年に南シナ海で発生した13号台風となったと述べた。
予報によると、11月7日午前4時頃にはカルマエギがクアンガイ省からダクラク省にかけての陸地に直接影響を及ぼす見通しである。
「つまり、台風13号は南部地方には直接的な影響を与えない見込みですが、南シナ海に入った時点で非常に強い勢力を持つ台風です。11月6日未明には最大風速が14級(猛烈な台風)、瞬間風速17級に達する可能性がありますが、陸地に接近するにつれて勢力は弱まると見られます」とクエット氏は説明した。
現在、南部~南中部にかけて熱帯収束帯が形成されており、台風カルマエギの外側の循環とつながって、南部の一部地域では悪天候をもたらしている。
南部気象水文局の予報によると、ホーチミン市では11月5日、雲が多く、日中は時々晴れるが、夕方から夜にかけて多くの地域でにわか雨や雷雨が発生し、所により中~大雨となる見込みである。雷雨時には突風や落雷に注意が必要である。

また、ホーチミン市では高潮が引き続き警戒レベル3を超える高水位となる見込み。
具体的には、フーアン観測所で1.69~1.77m(警戒レベル3を9~17cm上回る)、ニャーベー観測所で1.7~1.78m(同10~18cm上回る)に達すると予想されている。
この高水位は11月7~8日頃まで続き、ニャーベー地区、第6区・第8区旧区域、タインダ-・ビンクオイなどの低地では浸水が発生する可能性がある。
最高潮位は毎日午前3~4時および午後3~6時頃に現れるとみられる。
クエット氏によると、ホーチミン市では今後2~3日間、引き続き夕方から夜にかけて雨が降り、50mmを超える大雨となる場所もあるという。
この雨が旧暦9月の満月期の高潮と重なるため、多くの場所で一時的な冠水が起こる可能性がある。
ただし、クエット氏は「これは異常な現象ではなく、雨季終盤と天文潮の周期に伴う通常の気象現象です」と強調した。
ただし、クエット氏は「これは異常な現象ではなく、雨季終盤と天文潮の周期に伴う通常の気象現象です」と強調した。
「市民の皆さんは過度に心配せず、気象水文機関からの予報・警報をこまめに確認し、家具を高い場所に移動させる、電気設備の安全を確保する、また大雨時には冠水した地域を通行しないようにするなど、安全対策を心がけてください」とクエット氏は呼びかけた。