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VACサイゴンスタッフコラム

2026/02/27 VACサイゴンスタッフコラム

カフェ・スア・ダー

筆者:Thuy Trang


ベトナムは、壮麗な景勝地が連なるS字型の国土を有するのみならず、人々を魅了してやまない豊かな食文化の宝庫としても知られている。その中でも「カフェ・スア・ダー(アイスミルクコーヒー)」は、単なる飲み物ではありません。ベトナム人の生活のリズムや精神性を象徴する存在となっています。
ベトナムを味わうなら、まずは一杯の「カフェ・スア・ダー」から
エスプレッソの即時性や、カプチーノの華やかさと比べると、ベトナムコーヒーには「忍耐」という特徴があります。
アルミ製フィルター「フィン」から、濃い黒色のコーヒーがグラスの底に入った白い練乳の上へ少しずつ滴り落ちる光景は、多くのベトナム人にとってなじみ深いものです。そこに氷を加えることで、ロブスタ豆特有の苦味と練乳の甘さが調和し、力強さとやさしさを併せ持つ独自の味わいが生まれます。

「歩道カフェ」という文化
ベトナムでは、コーヒーは都市の至るところで楽しむことができます。
・ 高級レストランでは、美しく盛り付けられたコーヒーが提供されます。
・ 街角の歩道カフェでは、人々が低いプラスチック椅子に座り、コーヒーを飲みながら人々の流れを眺めています。

こうした歩道カフェは、ベトナム人にとって「現実世界のソーシャルネットワーク」とも言えます。そこでは家族や仕事、日常生活についての会話が生まれます。社会的地位や年齢に関係なく、人々は同じ空間に集まり、コーヒーが一滴ずつ落ちる時間を共有しながら、熱帯特有の蒸し暑さの中で清涼感を享受している。
カフェ・スア・ダーは、世界的にも最高な飲料の一つとして評価されている。しかしながら、ベトナム人にとってそれは単なる飲み物ではありません。それは生活習慣であり、会話を始めるための挨拶でもあります。また、時間を大切に味わうという民族の価値観を持ちます。