--- ローカル企業訪問に際して

ベトナムのローカル企業に会社訪問する際にはそれ相応の手続が必要です。日本の場合は電話・メールでアポイントを取って訪問するのが一般的ですが、ベトナムの場合も日本と同じくまずは電話で連絡しますがその後に訪問をしたい旨のビジネスレターを出さなければなりません。


--- 「ビエンホア製糖」本社のある場所
  ビエンホア工場団地はホーチミン市から北東25km、車で40分ぐらいのところに位置しています。ビエンホア工場団地は幹線道路を挟んでビエンホアTとUに分かれます。ビエンホアTは1963年に開設された工場団地でベトナムローカル企業が多く日系企業だと味の素やスズキなど割と早くにベトナム進出した企業が入居しています。また、ビエンホアUは1995年に開設され富士通、サンヨー、マブチモーターなどの企業が入居しています。「ビエンホア砂糖」はビエンホアTの入り口から右手に入った坂の上にあります。外観や芝生の手入れも行き届いておりなかなか良い印象を受けました。  


--- 会社の情況について

    今のところ本社工場22haを含め3,500トンの砂糖を生産しております。それと並行して新工場38haを建設しています。今年の第3四半期には完成する予定になっています。この新工場が完成した場合、生産量は飛躍的に伸び6,000トンになる予定です。また、砂糖の精製に留まらずタンニン省に1,000haの農場を手当てし苗木を植えて育てております。
会社の将来ビジョンとしてはさとうきび栽培から製糖・砂糖関連製品まで、上流から下流までの一貫生産事業を目指しています。

--- 新規プロジェクトに関して

  カンボジア政府と共同でサトウキビ・タピオカの栽培をする予定になっております。土地はタンニン省に接したカンボジア側にあり土地の手当ては既に終わっております。広さとしましては1万haございます。栽培しましたサトウキビ・タピオカを使用しエタノールなどの製品を作る予定です。
 また、弊社の製品の輸出をするためにある省と共同で輸出用の港を建設する予定もございます。その他、チェコの企業とウォッカの製造や日本の焼酎メーカーと焼酎製造の予定もあります。新規プロジェクトはかなりあります。

--- 従業員の労務管理について

  日本と欧米の和洋折衷でやっております。というのもやはり従業員には基本的には情で接していくべきであると考えておりますしそうしています。一般的に離職の大半は感情的なことに起因します。弊社では毎週金曜日には管理職とミーティングを持ち意思疎通を図っております。また、先日は技術者が100日連続勤務致しましたので休暇として1週間ハノイ観光を致しました。もちろん私も一緒に行きました。弊社での年間離職率は5〜7%程度です。従業員が働きやすい環境を作るようにしております。

--- 今後の製糖業界について

  これまで製糖業界は国に保護されてきましたがこれからは自助努力が必要になって
くると思います。実際、製糖会社もここ数年で相当すが倒産しております。 そういった面ではより良い商品作り、お客様の支持を得ることが最も大切なことと考えます。弊社は製糖の品質においてはベトナムNo.1と自負しております。また、現在のところ海外に砂糖を輸出しているベトナム唯一の会社です。これから競争はより激しくなると思いますが弊社は必ず生き残れると思います。

- 本日は大変貴重なお話をありがとうございました −

 

ビエンホア製糖
グエン 氏(写真右)


日時:2007年6月15日(金)

場所:ホーチミン市
インタビュー責任者:迫川
弊社代表の迫川 (写真左)


● インタビューアーカイブ
■ H.A.I農薬株式会社 (HAI)
■ ビエンホア製糖株式会社 (BHS)
■ Okaya Vietbam Co.,Ltd (岡谷セイケン株式会社)
■ Vietnam Parkerizing Co.,Ltd (日本パーカライジング株式会社)
■ Japan Festival 2006 in Vietnam (ジャパンフィスティバル in ベトナム)

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